

Powerplant 開発スタートから 20 周年を記念して、画期的な技術革新を遂げたフラッグシップモデル「P20」 の発売が実現しました。P20 は、電源供給の中で重要な3点、1)ローインピーダンス出力、2) Peak 時の電流供給能力 3) サインカーブの純度の高さを再度見直し、DSD エンジンや FPGA といったハイエンドモデルの開発で培った技術やソフトウエアーが惜しみなく投入されたフラッグシップモデルです。
サインカーブの生成は PCM 信号を DSD に変換し、これにより電源の歪みを大きく改善することに成功しました。また、FPGA 回路を搭載することにより、電源の入出力状態を常に監視し、電源の電圧や電流状態の変化に迅速に対応できるようになり、出力側から求められる最大瞬間出力も最大 70A を実現しています。


DSD変換により生成されるピュア・サインウェーブ
DSDエンジンを搭載したFPGAにより、サインカーブを一度メモリーに溜め込み、サインウェーブを完全に書き換えるRegenarator方式を採用。最大 1,700VAを実現しながら、同時に歪率 0.1%を実現しています。これにより、ほぼ完全なピュア・サインウェーブの生成に成功しました。


電源の状態を迅速かつ的確に監視し、最適な出力を可能にするFPGA
新規開発された FPGAは、入力してくる電源の電圧や電流の状態を感知し、さらに的確な電源出力をも実現しています。これにより、出力電圧のローインピーダンス化は、3倍以上も改善し、最大瞬間出力: 70A を実現しました。


使いやすいカラーディスプレイ
P10/P5で採用されていた液晶出ディスプレイをフルカラー化、P20はディスプレイ部そのものが大型化されているだけでなく、従来のオシロスコープタイプの表示機能のほか、出力負荷や、出力電圧、歪率等がフルカラーのアナログメータータイプで表示されます。


オーディオクオリティーのパーツ類を惜しみなく採用したほか、約 6mm厚の基板に、航空宇宙分野で使われている高純度の銅によるバスバーを新規で使い基板内での配線による損失を最大限に少なくしています。
その他の特徴
- 95v-115vまで電圧の可変が可能
- 5ゾーン、計16アウトレットを搭載
- 6段階でMultiWaveを調整可能
- 最大1700VA(20A)の電源供給を実現