Message to Japan from Roy and Rega

roy

ご存知のように、Regaはターンテーブルの生産、開発を諦めなかった数少ないブランドです。Regaはターンテーブルの持つ潜在的なサウンドクオリティーは、オーディオ機器の中でも一番であると常に信じ、40年以上もの歳月をターンテーブルの設計デザインの科学的探究やエンジニアリングに費やしてきました。これについては、昨年末発売された「 Vibration Measuring machine ( 通称: Rega book ) の中で、「完全版テクニカル・ディスカッション」 とともに、ターンテーブル設計の背景にあるRegaが究めてきた内容について、詳しく、お話しさせて頂いていますので、参照頂ければ幸いです。

5年ほど前、Regaは市場のターンテーブルへの回帰を感じ、研究開発への投資を決定し、過去に開発したアイディアへの挑戦と研究をスタートさせました。この研究開発は、1台のテスト用のターンテーブルとなり、そこには、採算を無視して、形となった「ワイルド」なアイディアたちが詰まった試作機となりました。

この試作機の作成は多くの成功をもたらし、Regaは、サウンドクオリティーにおいて、最高の音質評価を獲得した「RP」シリーズのターンテーブル5機種の開発をすることが出来ました、そして、試作機につまった「ワイルド」なアイディアたちも、コスト的に見合うものだけに絞りましたが、RPシリーズの随所に採用され、日の目をみることが出来ました。

Rega RP10

RPシリーズのハイエンドモデル: RP10のアイディアのほとんどは既成のターンテーブルと正反対です。なぜなら、Regaはこれまでのターンテーブルの設計は、絵空事のようであり、間違った解釈のもと設計されている、ことに気付いたからなのです。RP10のサウンドクオリティーを聴いて頂ければ、それはすぐにわかることですし、今回、Rega bookを上梓した理由でもあるのです。Rega bookには、40年以上にわたるRegaのエンジニアリング、設計、そして研究が、歩みと成果、そして最新の製品達に、どのように反映されているか、といったことも、今回記載させて頂いています。(Rega book(英文) は、近日、完実電気のサイトで発売予定)

Regaは、残念なことに、日本の市場と疎遠な時期がありましたが、こうして再び日本の市場に、製品をご紹介できることをうれしく思っています。古い製品のオーナーの皆様にもアフターサービスを実施致します。一方で、Regaは、新製品の開発も行っており、今後も新製品を積極的に発売していきます。Regaの「これから」に、ご注目下さい。

The History of Rega

First Television…

最初はテレビだった
普通の子供のようにエレキギターを組み立てたり、模型飛行機を飛ばしたり、クラリネットを演奏したり、インコを飼育したりして過ごしていたロイ。
14歳の時、ロイは母親にテレビとレコードプレーヤー、どっちが欲しいか尋ねられたのでレコードプレーヤーが欲しいとねだりました。
しかし!!母親からのプレゼントはなぜかテレビだったのです。

18歳の時、ロイは初めて密閉型のオーディオ用スピーカーを作りました。
それが将来、Regaへとつながる最初の製品というわけではないのですが、既にそのときからロイは彼自身の道(オーディオへの道)を歩んでいました。
彼のハイファイ製品に対する興味は音楽への情熱によって進化を遂げ、「至福の時」といえばライブコンサートであり、フォーククラブ(当時最も流行していたフォークミュージックを聴かせるライブハウス)であり、様々なレコードプレーヤー達でした。

当時、同じアパートの住人が、持っていたガラードのターンテーブルSP25、ソノトーンのカートリッジ9TA、ロジャースのアンプHG88にそれからワーフェデールのスピーカーといった、ハイファイシステムを聴かせてくれました。
ロイはこのレコードプレーヤーには改善の余地があると、気がつきました。

The first system…

ある時、ロイはコラロの一体型システムをゴミ捨て場で見つけ、それを夢中になって改造しました。これが、彼がつくった最初のハイファイオーディオシステムとなりました。
その後、友達から古いコノシュアーのターンテーブルをもらったロイの興味は、コラロのシステムから、コノシュアーへと移り、改造を再び始めました。
このターンテーブルは1972年の「Hi-Fi Sound」にレビューされ、ケースブックと呼ばれる読者のハイファイシステムを評価するコーナーにも選ばれています。

70年代前半は、ターンテーブルはシステムの中で重要だと考えられておらず、スピーカーが優れた音質の一番の要因と考えられており、評論家たちは優れた音質は大きいスピーカーボックスやドライブユニットが起因すると思い込んでいました。確かに、(具体的なポイントとして)スピーカーユニット: 8基搭載の超大型スピーカーから、優れた音質は再生されるのですが、当時はオーディオシステム全体で音を捉えることがほとんどなかったので、評論家も音質を明確に語ることはありませんでした。

The first Rega – A star is born

ロイはフォードでテクニカルディレクターとして働いていたが、余った時間のほとんどを友達のオーディオ機器の設置やオーディオ・スピーカーの製作と販売に費やしていました。ロイのオーディオビジネスは、当時、副業でしたが、彼が販売していた新品のターンテーブルは、十分に良い製品と言えなかったので、販売前に新品のターンテーブルを修理しなくてはならず、彼独自の基準に見合う品質のためには、多くの時間を費やさなければならないことに気がつきました。
そして新品修理からくるストレスと「私はもっとできる(もっと良いターンテーブルを作れる)」という強い気持ちと追求心から「the planet」ターンテーブルは生まれました。ロイとパートナーの名前(Tony RElph, Roy GAndy)から文字をとり「Rega」と名づけました。1973年間から数年間、ロイはフォード社で勤め、夜になるとターンテーブルを作っていました。パートナーであるトニーと彼の母親も手伝っていました。母親は2週間だけ手伝うとの約束でしたが、結局、15年間Regaで働き続けることになりました。最初のターンテーブルはイギリスでCosmocordを通じて販売され、1年後には、ドイツ・フランス・デンマークで「Rega」ブランドで、販売されました。

そしてロイは、はれて、フォード社を退社後、解雇手当金ですぐにロッチフォードに工場を購入したほか、トニーとのパートナーシップが終わると、トニーの株を買い付けました。そしてテリーデービスがRegaの財務担当として入社しました。

1975年、Planar 2が開発され、即座に、最もコストパフォーマンスの良いターンテーブルとして、評価され、市場での地位を不動のもととしました。1977年の6月にハイファイニュース誌とレコードレビュー誌は、Regaの広報活動をしない、という強い信念にも係らず、「完璧なユニットは一見の価値あり!!」と掲載されました。

1980年にはRegaは13人のスタッフを雇い12カ国に向け出荷をするようになり、ディーラーの数もイギリス内に20までになりました。Regaの製品を求めるお客様は想像以上で、入荷待ちのリストは膨大な数となりました。

1980年、ロイはエセックス州ウエストクリフオンシーにある住宅地に古い製作所を見つけました。その建物は20年間住人のいないさびれたもので、老朽化していましたが、Regaはその建物を3万ポンドで買い、コンパクトながらも高い機能性を持った工場に変え、ブライトグリーンに塗装を施しました。

5年間の自由きままな時間と2年間の集中的な開発期間を経た1983年に、RB300とRB250トーンアームが誕生しました。10年もの間Regaは日本とデンマーク会社に生産をさせていたトーンアームを、Regaのターンテーブルに使用していましたが、限界を感じ始めたため、調査を開始、結果、ロイの要求に見合う鋳物加工業者を見つけ、その業者とともに、鋳物製の一体型のアーム用パイプが製作可能な新技術を開発しました。

Regaは、「Modern Metals」により、アルミダイキャスト部門の一般で、その優れた技術が評価され、トーンアーム:RB300の鋳物鋳造でインターナショナル賞を受賞しました。表彰とともの贈られた言葉の中に、「我々(Modern Metals)は、今でも、どうやって、Regaが、アルミのパイプを射貫きしたのか、分からないままだ」と記載されています。これは、あたかも、賞なんてもらったこともない、しつけさえされていなインコに賞がさずけられたようなものでした。

5年間、Regaは日本で設計されたカートリッジ:R100を販売しました。これは、RB100にあわせて開発されたのですが、外部へ委託生産されていたため、当然、設計面で限界がありました。

1988年3月BiasとElysカートリッジを自社生産が開始され、最初の月は、実推の5倍以上、1,000を越えるセールスを記録しました。
このカートリッジは完全な「レガシステム」への決定的 な一歩となりました。

Completing the system…

1989年夏The Elaラウドスピーカーの発表がされました。設計と開発はregaでしたが、初期の生産はデンマークでしたが、すぐに、自社工場での生産に切り換えられました。

1991年は、「拡大」へと向かった時期であり、エレクトリック製品への傾倒が、2つのアンプの発売により、始まりました。The ElexとThe Elicit、この二つのアンプが発売された理由は明快でした。それは、Regaが逆らおうにも逆らえない、当然の流れだったのです。最も重要な事は、この二つのアンプがRegaのポリシーと合っているということでした。つまり、高い品質であること、ハイファイに特化した製品として信頼できる確かなものであること。そして適正な価格であること。
このアンプの開発を通してRegaは、組織として完成したのです。

新工場は、1992年に、サウスエンドオーシーのテンプルファームインダストリアルエステートに竣工しました。建築設計は、Roy自身が行い、スピーカーとアンプの生産と開発といった更なる飛躍のために、設計図面が描かれています。

2014….

Regaは、これまでの40年間長い道のりを歩んできました。
そして今40を超えるマーケット(国や地域)で製品販売をし、ターンテーブルだけでも月産2000を超えています。
英国のエセックスに850坪(2500平方メートル)ほどの生産・倉庫設備があり、90名程の従業員がいます。

レガは新製品の研究、開発を続けています。そして、開発された新製品のすべてが、レガのポリシーである高い耐久性と価格バリューに厳しく準拠したものであり、製品故障に対するライフタイムを実施することで、このポリシーを裏書きしています。

Rega Factory Tour 工場見学

Regaはターンテーブルやトーンアーム始め、全ての製品を自社工場で作っています。
その様子をぜひご覧ください。

Product

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独創的な理論とデザイン性で高い支持を得ている ターンテーブル

rega phono category

英国、欧州で高い評価を得ている フォノアンプ

rega categori

regaの自社工場で生産されているアクセサリー

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