LUMIN L2 マニュアル
LUMIN L2
LUMIN L2は光ファイバーネットワークをより簡単に利用するために設計された4ポートのネットワークスイッチを内蔵した”プラグアンドプレイ”のミュージックサーバーです。
ミュージックサーバー
LUMIN L2は、コンピューターからUSB(付属のケーブルを使用)またはネットワーク経由で楽曲データを保存することができます。
詳細については、「楽曲データの追加」を参照してください。
ネットワークスイッチ
LUMIN L2には、2つのEthernetポートと2つのSFPポート、計4つのネットワークポートがあります。 最も一般的な構成は以下の通りです。
詳細については、「接続」を参照してください。
SSDの取り付け方法
LUMIN L2は、SSDドライブをインストール/交換することができます。
システムファイルをSSDに含める必要はなく、いつでもインストールまたは交換が可能です。SSDは同一のペアでインストールする必要があります。
仕様は以下の通りです。
- 2.5インチ SATA 3 SSD
- 単一のパーティションのみ
- 同一SSDのペア
音響機器やコンピューターの内部作業に自信がない場合は、この作業を行わないでください。ご不明な点は、お近くの販売店もしくは完実電気にお問い合わせください。
警告: 電気ショックの危険があります。いかなる状況でも、スイッチング電源(SPS)のカバーを取り外さないでください。内部にユーザーが修理可能な部品はありません。修理は完実電気に依頼してください。 |
1, LUMIN L2から電源およびその他のすべてのケーブルが取り外されていることを確認してください。
2, Torx T10Hドライバーを使用して、LUMIN L2の背面にある3つのボルトを取り外してください。
(すべてのネジを保管し、小さな部品の紛失を防ぐために、パーツトレイの使用を推奨します。)
3,上部パネルを後方にスライドさせ、フロントパネルから外れるまで移動させてください。
4,上部パネルを持ち上げて取り外してください(傷がつなかによう柔らかい布の上に置いてください)。
5,Torx T10Hドライバーを使用して、1つ目のSSDのベースプレートの4つのボルトを取り外してください。
6,SSDのベースプレートを取り外してください。
7,SSDをベースプレートの4つのゴム製グロメットの上に置き、付属のボルトを使用して、ベースプレートの後ろからSSDを取り付けてください。
8,組み合わせたベースプレートとSSDを、メイン基板のSATAコネクタにしっかりと差し込んでください。ベースプレートとシャーシのネジ穴が揃っていることを確認してください。
9,手順5で取り外した4つのネジを取り付けて、組み合わせたベースプレートとSSDをシャーシに固定してください。
10,2つ目のディスクについても5から8までの手順を繰り返してください。
11,上部パネルをメインシャーシの上に置いてから前方にスライドさせ、フロントパネル下のフックに掛かるようにしてください。
12,Torx T10Hドライバーを使用して、背面にある3つのボルトを取り付けてください。ボルトがしっかりと締まり、上部パネルにガタつきがないことを確認してください。
13,LUMIN L2の電源を入れてください。新しいSSDをフォーマットする必要がある場合、フロントパネルディスプレイに「HDDエラー」と表示されることがあります。
背面にある「スタンバイ」ボタンを5秒間押し続けてください。両方のSSDのフォーマットが開始されます。
フォーマットが完了すると、使用可能になります。
接続
A. ネットワーク接続
LUMIN L2は、2つのイーサネットポートと2つのSFPポートを備えた4ポートネットワークスイッチです。SFPポートは、光ファイバーモジュール、イーサネットモジュールと互換性があります。
すべての接続は1000mbps(ギガビット)です。したがって、CAT5e以上のイーサネットケーブルが推奨されます。
最も簡単で一般的なネットワーク構成は、ルーターからLUMIN L2へイーサネット接続を使用し、次にL2からLUMIN製品へ光ファイバー接続を使用することです。これにより、システムの最も重要な部分が電気的に分離されます。
さらに、独立した光ファイバーネットワークを使用することにより、ネットワークから電気的に分離することもできます。
推奨するSFPモジュール、ケーブルは下記となります。
- 同じブランド、タイプのシングルモード1310nm SFPモジュールのペア
- LC-LCシングルモード9/125μmのデュプレックスケーブル
LUMIN L2の残りのネットワークポートは、他のネットワークスイッチと同様に使用でき、自宅のネットワークを拡張するために任意のイーサネットまたはSFPデバイスに接続できます。
注意:スイッチやルーターにはLUMIN L2を1台のみ使用してください。2つ目の接続があると、ネットワークループが作成される可能性があります。
B. USB接続
USBを使用して楽曲データをLUMIN L2に追加することができます。
付属のUSB 3.0マイクロタイプBからUSB 3.0タイプAを使用して、直接コンピューターのUSB 3.0ポートに接続してください。
注意:コンピュータとUSB接続されている間、LUMIN L2はネットワーク上で検出できません。
C. 電源
その他のすべての機器を接続し、最後に付属の電源ケーブルを使用してLUMIN L2を電源に接続してください。
その後、背面のスイッチを使用してLUMIN L2をオンにしてください。
電源を切る
データ損失を防ぐために、LUMIN L2をオフにする際は、スタンバイボタンを使用してディスクをアンマウントしてください。フロントパネルディスプレイにメッセージが表示された後、電源スイッチをオフにしてください。
楽曲データの追加
注意:LUMINのデータブラウジングはタグベースです。LUMIN L2に楽曲データを転送する前にすべてのデータを正しくタグ付けする必要があります(MP3TAGなどを使用)。
USB
USBを使用してLUMIN L2に楽曲データを追加することができます。転送速度が最も速く、ライブラリ全体をコピーする時に便利です。
注意:コンピュータのUSBポートはUSB 3.0をサポートしている必要があります。
注意:コンピュータとUSB接続されている間、LUMIN L2はネットワークで検出できず、音楽の再生ができません。
付属のケーブルを使用して、LUMIN L2を直接コンピュータのUSB 3.0ポートに接続してください(詳細は接続を参照)。
LUMIN L2に電源を接続します(詳細は接続を参照)。
LUMIN L2は、コンピュータ上のドライブとして表示されます:
選択した楽曲データをコンピュータのディスクからLUMIN L2にドラッグ&ドロップしてください。他のUSBドライブと同様の操作です。
作業が完了したら、OSの推奨方法を使用して、LUMIN L2を安全に「取り外し」または「切断」してください。
データの損失を防ぐために、LUMIN L2の電源を切る際には、「スタンバイ」ボタンを使用してディスクをアンマウントしてください。安全に電源スイッチを切ることができるようになると、フロントパネルディスプレイにメッセージが表示されます。
追加されたすべての楽曲データは、ネットワークに接続されると自動的に読み込まれます。
ネットワーク(SMB)
LUMIN L2は、同一ネットワークに接続された任意のコンピュータからアクセスできます。”SMB Networking”を許可するようにコンピューターのファイアウォールを構成する必要がある場合があります。USBよりも速度は遅いですが、音楽再生を中断する必要がなく、ケーブルの変更も不要です。
設定
「ブラウズ」ウィンドウから、設定ボタン をタップし、次に設定したいLUMIN L2ユニット名の下にある「オプション」を選択します。
LUMIN App内のキャッシュされたライブラリデータベースが削除され、すべてのライブラリデータがLUMIN L2からダウンロードされます。通常の状況ではこの操作は必要ありません。 | |
アプリはLUMIN L2から最新のライブラリデータベースを取得後、キャッシュされたデータベースと最新のL2データベースを比較し変更を更新します。この操作は、LUMIN Appが起動するたびに自動的に行われますが、アプリを使用している間にライブラリを変更した場合、この操作を行うと新しい楽曲データを読み込みます。 | |
「フォルダービュー」にいる場合、UPnP検索を使用すると、ミュージックライブラリの内容を対象とした全文検索が可能です。 | |
LUMIN L2の名前を変更できます。LUMIN Appでミュージックライブラリを選択する際に表示される名前です。
また、SMBホスト名は以下のルールに従ってこの名前から派生します。
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「はい」に設定すると、LUMIN L2はアプリを起動するたびに自動的に更新を試みます。 | |
フロントパネルディスプレイの明るさを調整できます。 | |
リアパネルのネットワークポートのネットワークアクティビティLEDをオフにすることができます。 | |
Server Message Block(SMB)をオンまたはオフにできます。SMBは、ネットワークを介してLUMIN L2にデータを読み書きするためのプロトコルです。 | |
L2は以下のタイミングで自動的にコンテンツを再スキャンします:
このオプションから、いつでも手動で再スキャンを実行することができます。 |
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LUMIN L2の音楽ライブラリは、リモートアクセスを使用してインターネット経由でコントロールデバイス(スマートフォンやタブレット)に楽曲データを提供できます。この機能を使用するためには、WAN IPアドレスまたはダイナミックDNSアドレスが必要です(詳細はご契約のインターネットプロバイダにお問い合わせください)。
以下の手順を実行してください:
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ディスプレイ
LUMIN L2のフロントパネルディスプレイは、実行されているアクションに応じて自動的に変化します。
Ready (LUMIN L2はネットワークに接続されていますが、ストリーミングや楽曲データの転送は行われていません。) |
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Connected via USB
USB接続されていますが、転送は行われていません。 |
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Transferring via USB USB 3.0転送の最大速度に基づいて、グラフが右から左に連続的にスクロールし、数秒ごとに更新されます。左側の円は、転送の進捗状況を示しています。 |
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Transferring via Network ギガビットイーサネットの最大速度に基づいて、グラフが右から左に連続的にスクロールし、数秒ごとに更新されます。左側の円は、転送の進捗状況を示しています。 |
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Scanning Music Library 左側の円は、楽曲データのスキャンの進行状況を示しています。 |
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再生中 LUMIN L2は、楽曲再生時、「Transferring via Network」と表示します。 |