3Tシリーズ・スピーカーケーブルのエントリーモデル
0.23mmの3T導体を42本撚り合わせたAWG-12(φ約2mm)の芯線を採用したスリムな4芯スピーカーケーブルです。(ケーブル径:約10mm)4芯構造を生かして、オーダーオプションによりバイワイヤ(2端子 → 4端子)も可能です。AWG-12 × 4芯の構造により、手軽にすばらしい音質を得ることができます。4芯撚りの中心部に配置されたグランド線により、TANNOYなどアース端子を備えたスピーカーとパワーアンプ間のアース接続も可能です。
オプションでバイワイヤ用端子処理も可能
オプションによりバイワイヤ(2端子 → 4端子)も可能。4芯撚りの中心部に配置されたグランド線により、TANNOYなどアース端子を備えたスピーカーとパワーアンプ間のアース接続も可能。全機種にロジウムメッキのYラグ、バナナプラグ一式が付属し、お持ちのスピーカー、アンプの端子形状に合わせて自由に交換して接続することが可能です。
3T(True Transmission Technology)
van den Hul(ヴァン・デン・ハル)社は、物理学博士のオランダ人A.J. van den Hul氏が、自らの理想を追求したアナログカートリッジを開発したことに始まります。氏はケーブルの重要性を唱えてきた先駆者の1人でもあり、本業である導体研究の分野から応用したオーディオケーブルを開発。導体の結晶体境界面で発生する歪みを解消するマッチド・クリスタル(MC)OFC、ハロゲンを一切含まないHULLIFLEX 外皮の開発などをはじめ、1993年には世界でも類を見ないカーボンファイバーを導体に使用したオーディオケーブルを実用化。金属的なピーク・レゾナンスやカラーレーションが一切含まれない、どこまでもピュアでナチュラルなサウンドが大きな話題となりました。
また。その他、磁界を吸収するカーボン・ハイブリッド導体構造や、異種金属を超高温で融合(Fusion)させることにより結晶構造を完全に排除したアモルファス構造の『Fusionテクノロジー』などまさしく他の追随を許さない独創的な技術を誇ります。これらの技術と氏の音楽に対する熱い情熱が融合したオーディオケーブルは、英国TANNOY社を始めとする36社に及ぶハイエンドオーディオブランドに内部配線として供給され、高音質SA-CDレーベルの録音用マイクロフォンケーブルにも採用されています。
そして、2009年、更に優れたオーディオケーブル開発プロジェクトがスタート。異種金属のテクノロジーや、その製法に関するノウハウなど、van den Hulの持てる技術を全て投入した、全く新しい『3T』テクノロジーが完成。満を持して日本でも販売開始いたします。
オーディオファイルの皆様へ
van den Hulの革新的な導体テクノロジー『3T』は、ナチュラルな、生演奏のサウンドクオリティーに極めて近い音楽信号の伝送を可能にするテクノロジーです。極小レベルの音楽信号でも、安定した高解像度を誇る3Tテクノロジーは、お手持ちのオーディオシステムでナチュラル・アコースティックが再現できることを知る驚きと悦び、また、録音スタジオやコンサートホールの大きさを、まさに『体感できる』ことを気づかせてくれることでしょう。3Tテクノロジーは、接続する機器の種類に関係なく、音楽的なクオリティの高い再生能力を誇るものです。それは、世界共通の『ユニバーサルオーディオクオリティー』といっても過言ではないでしょう。3Tテクノロジーによって、お客様は録音のプロフェッショナルが実際のレコーディングで使用する良質なケーブルと同じ音を自宅で再現できるのです。まさに経験したことの無い飛躍的な音質の改善を体験してください。 皆様が音楽を末永く楽しめることを祈って。 |
3Tの主な特長
- 素材劣化による音質劣化を防止:経年劣化による音質の著しい劣化を防止
- 酸化防止:酸化による高域のピークを防止
- 高安定性アモルファス(非晶質)構造:高品位ライブサウンド、極小レベルでの高解像度を実現
- フレキシブル(柔らかい)導体:導体の物理ストレスを開放
- 化学的経年劣化の防止:音質の急速な劣化を防止
- 物理的ストレスによる経年劣化を防止:伝送特性の急速な劣化を防止
- 極少の導体結晶粒界:CCD(Cross Crystal Distortion =結晶粒界歪み)を防止
- 優れた高解像度:革新的な3T導体技術により、最高レベルの高解像度を約束
van den Hulの数々のテクノロジー
LSC: Linear Structured Carbon(線形カーボン)
カーボン導体は、メタル素材でしばしば問題となる結晶境界面が原因で発生する金属的なピーク・レゾナンスやカラーレーションのない、ピュアでナチュラルな表現力を誇ります。結晶フリー構造であるとともに、その繊維一本一本から外に電子が移動しない性質を持つため、表皮効果による帯域バランスの悪化を防ぎ、伸びやかな表現力を誇ります。導体とハイブリッドで使用した場合は伝送時に発生する磁界を吸収し、導体と絶縁体の境界面で発生する伝送ロスを低減します。
HULLIFLEX
独自の被覆素材。導体酸化の原因となるハロゲンを一切含まず、導体の酸化や帯電、振動などによる音への悪影響を防ぎます。PVC(ポリ塩化ビニール)に比べ柔軟で、耐久性そして耐熱性など経年変化に優れ、環境にもやさしい樹脂です。