高品位オーディオ伝送に特化したUSBケーブル
USB接続を利用したストリーミングオーディオの需要拡大にともない、信号伝送に及ぼすケーブルの影響を徹底研究し、高品位オーディオ伝送に最適化したUSBケーブルが完成。合理的なフラットケーブル構造とし、電源線を信号線から最も離して配置することで信号劣化を防止。さらに、高純度の肉厚シルバーコーティングOFCを採用し、導体の表面を流れやすい高周波デジタル信号特有のスキン・エフェクト(表皮効果)に対応し、限りなくピュアなデジタル伝送を可能にしています。経年変化に強い独自のHULLIFLEX被覆、その他、独自のノウハウを設計に取り入れることで、高品位オーディオ伝送に特化したUSBケーブルの決定版といえる音質を獲得しています。
van den Hulの数々のテクノロジー
van den Hul(ヴァン・デン・ハル)社は、物理学博士のオランダ人A.J. van den Hul氏が、自らの理想を追求したアナログカートリッジを開発したことに始まります。氏はケーブルの重要性を唱えてきた先駆者の1人でもあり、本業である導体研究の分野から応用したオーディオケーブルを開発。結晶体境界面で発生する歪みを解消するマッチド・クリスタル(MC)OFC、ハロゲンを一切含まないHULLIFLEX外皮の開発などをはじめ、1993 年には世界でも類を見ないカーボンファイバーを導体に使用したオーディオケーブルを実用化。金属的なピーク・レゾナンスやカラーレーションのないピュアなサウンドが話題となりました。その他、磁界を吸収するカーボン・ハイブリッド導体構造や、異種金属を超高温で融合させることにより結晶構造を排除したアモルファス導体技術などまさしく他の追随を許さない独創的な技術を誇ります。「Made in EU」、そして生粋のヨーロピアンサウンドを誇るvan den Hulケーブルは、英国TANNOY社を始めとする36社に及ぶハイエンドオーディオブランドにOEM供給され、オランダChannel Classicsなど、高音質レーベルの録音用マイクロフォンケーブルにも採用されています。
LSC: Linear Structured Carbon(線形カーボン)
カーボン導体は、メタル素材でしばしば問題となる結晶境界面が原因で発生する金属的なピーク・レゾナンスやカラーレーションのない、ピュアでナチュラルな表現力を誇ります。結晶フリー構造であるとともに、その繊維一本一本から外に電子が移動しない性質を持つため、表皮効果による帯域バランスの悪化を防ぎ、伸びやかな表現力を誇ります。導体とハイブリッドで使用した場合は伝送時に発生する磁界を吸収し、導体と絶縁体の境界面で発生する伝送ロスを低減します。
SCMC-OFC: Silver Coating Matched Crystal (MC) – OFC(シルバーコーティング・マッチド・クリスタルOFC)
通常の無酸素銅と比べ、結晶体が大きく相互に密に接しているため、結晶体境界面で発生する伝送ロスが極めて少なくなります。さらに、銅線全体を弾力性に優れた高純度の銀でそっくりコーティング。一本ずつコーティング保護する手のこんだ構造が、信号のロスをより一層少なくしています。
HULLIFLEX
独自の被覆素材。導体酸化の原因となるハロゲンを一切含まず、導体の酸化や帯電、振動などによる音への悪影響を防ぎます。PVC(ポリ塩化ビニール)に比べ柔軟で、耐久性そして耐熱性など経年変化に優れ、環境にもやさしい樹脂です。